The Neighborhood Association of Nakakokubun Ichikawa City
市川市中国分自治会
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市川市中国分三丁目高層マンション建設反対運動の
経緯並びに終結への記録

平成20年4月頃より平成21年11月までの中国分自治会を中心として多くの住民が、中国分3丁目の「エヌ・イーケムキャット社」の跡地の高層マンション建設計画に反対し、その活動を進めた歴史的な記録であります。
この記録は後世の中国分にお住まいの方々へお伝えする為の大切な事項として掲載しているものです。

現在、マンション計画は完全に撤回されており、同地には戸建住宅が61棟(予定)建築され、また、一方には大手スーパーのヤオコーが出店し営業しており、住民にとっての日々の利便性は大きくなっています。
中国分自治会は、当初の目的が達成されましたので、平成21年11月1日を以って反対運動の終結宣言を致しました。

下記は、中国分の歴史と回顧録の一端をなすものになれば幸いであります。 


中国分3丁目マンション建設反対運動の記録

住友商事高層マンション建設計画反対運動の中国分住民に背を向けた
市川市長 殿

本来でしたら直接お会いし、市川市中国分の住民7,300名、成人約5,000名を代表して状況説明と強い抗議をと考えて面談を申し入れておりますが、常に公務多忙につき時間が取れないと言う冷酷な回答しか出て来ませんでした。住民の陳情書、要望書は全く無視です。残念ながら紙上でお伝えしますので速やかに良きご判断をされますように要求致します。

貴方は、中国分三丁目の住友商事高層マンション建設反対運動に参加している多数の地元住民に真っ向から背を向けました。また住民も貴方に対し真っ向から背を向けざるを得ない状況を貴方が作り上げました。貴方は地元住民無視の自分勝手な政治屋に過ぎません。政治家では有りませんからお間違いのないように。国レベルの政治では国民の支持率が極度に低下したためトップは下りてしまいました。市レベルの政治では尚更です。住民感情を考慮しない政治屋はもう必要ないのです。 

 さて、本論に入ります。
地元にとって緑豊かな住宅地の環境破壊、景観破壊、大企業優遇政策、長いものには巻かれる政策、即ち中国分三丁目住友商事高層マンション建設計画問題に関し、私ども(中国分住民)と市長の約束(貴方は会議から戻られた市長室入口で我々と立ち話でしたが「中国分の問題にはしっかりと対応している」と明確に話されました。)で市長を信頼し大きな行動も控えておりました。「しっかり対応」との意味は住友商事側に対し申請通りしっかり対応しているとの意味でしたのでしょうか。その場凌ぎの発言であったことが、それ以降の貴方の行動から判断せざるを得ません。

 一応は「一団地認定はしない」と表向きには、住民に糠喜びさせました。しかし、隠れ蓑的存在の「建築審査会」(市長選任の機関)を利用して、行政長の決定を覆いさせ、住友商事の要請通り「一団地の認定」を許可してしまったことは、市長の巧妙な二枚舌政治に軍配が上がってしまった現状です。(本誌をお読みになられる方々に強調してお伝えします。)貴方の強権政治には庁舎内は面従腹背の職員も多数居られることを肝に銘じて置かねばなりません。

 私共(中国分自治会々員)は、平成20年度の自治会総会に於いても三丁目マンション建設問題(中国分三丁目の住友商事高層マンション建設問題)に対し絶対反対・白紙撤回の決議を致しました。出席者(代議員資格者として200余名)全員の総意でなされた最重要事項であります。

  そもそも、本件の問題の発生は、市川市が住友商事株式会社より、エヌ・イーケムキャット株式会社市川研究所の跡地に高層マンションの建設許可申請の段階での初歩的判断ミスによる申請受領から引き起こされた問題であります。市川市はこのミスの発覚を恐れ、合法的、合法的とのみ発言を繰り返し、地元住民には一切開示せず今日の大きな問題となっている訳であります。

  本年4月30日付け自治会単独の要望書、5月7日付けご協力頂いております4名の市会議員の方と中国分自治会の連名で「当該地買い取り」の要望書を提出しましたが、6月19日市議会最終日に於いて市会議員6名の造反にあい否決されてしまいました。最後の砦と考えておりました案件ではありましたので、誠に残念至極であります。建設反対署名者4,815名の住民は怒り心頭、断腸の思いでいますことは、ご聡明な市長におかれましてはご推察頂いておることと思考しております。

 残すは、住友商事株式会社と言う財閥・大企業が本件に関し、地元とのトラブルを無視してまでも、利益のみを追求する企業なのか、企業理念に照らし大所高所から判断されるよう企業モラルを問う者でもあります。モラルの面で、市長は住友商事と話し合うという最後の決断はなされませんか。世界に羽ばたく住友商事の名を汚しても小さな一地域で利益のみを追求する企業とは思いたくはありません。

市長の更なる努力を期待する中国分住民一同でもあります。

                                                 平成20年9月
                                               市川市中国分自治会 

 
 
市川市の姿勢はどうなっているのか?
 (1) 市川市中国分三丁目住友商事高層マンション建設計画の絶対反対・白紙撤回運動に関して、市川市行政当局は地元住民の意思を完全に無視した住民不在の行政を行なっております。市長以下行政当局者は誰に利益をもたらせる目的で行政を行っているのか疑問であります。少なくとも地元納税者の立場を十分に念頭に入れての行政なのか、それとも一部行政者の悪行政なのでしょうか?法律的には住友商事側に坦々と手続きを進めさせ、市はカムフラージュ的に「一団地認定はしない」、しかし市長選任の「建築審査会」では「認定すべし」との逆転裁決など、傍目には「全くごもっともで御座います」と写っていることでしょう。
(2) 行政には法律とは異なる「行政指導」という形の話合いの場を持つことが出来た筈であります。過去にも同地に同様な問題が発生したことがあります。当時の前市長は、「当該事業者」に前風致地区という経緯から風致除外地域といえども用途外での利用は信義に反すると撤回を勧告し、結果「当該事業者」は自ら建築申請を撤回し白紙に戻しました。一流大企業はその位の社会的責任がある訳で    
あります。
(3) 長年に亘って、個人は住宅の不自由さを我慢し、緑豊かなこの街を守り発展させてきた地元住民の意思を無視し、マンションを建設したとしましても、この禍根は未来永劫に続き、財閥大企業住友商事の名を汚すだけに残念でなりません。この面からも市長は強く撤回勧告を行うべきであります。今からでも決して遅くはありません。これは住友商事側の撤退理由の一つにもなることでもあります。
(4) 住友商事でもこのような地元とのトラブルの中、マンションを建設しても何の得になるのでしょうか。企業理念の目的は何処にあるのでしょうか 自然破壊、住環境の破壊、これが企業の目的なのでしょうか。コンプライアンスプログラム(法令遵守計画)は機能しているのでしょうか。我々は住友商事へもこのような事項を問いかけさせてもらいます。利益追求のみの企業は社会規範から判断され、何れ自然淘汰される身であります。
(5) 中国分自治会は「自治会だより7月号」及び「当自治会ホームページ」にて市川市に対し抗議を申し入れ然るべき対応を求めております。既に多くの方々にご覧頂いております通りであります。
(6) 中国分自治会は「自治会だより7月号」及び「当自治会ホームページ」にて市川市に対し抗議を申し入れ然るべき対応を求めております。既に多くの方々にご覧頂いております通りであります。
(7)市長も、住友商事側は市に対しては当該用地を売却しないとの態度であり交渉の余地はないと言うような議会答弁をしております。しかし、実際に住友商事株式会社の代表権をお持ちの方と接触交渉の場を持ったのでしょうか。この地域の稀に見る重大な問題に市長自らどれだけの努力をされたのでしょうか。全て、関係部課長に任せ、政治的な行動は取られたとは思えません。市長は行政の長です。重大な問題との認識がないから真剣さも無いのでしょう。
(8) 話は多少変わりますが、市の対応を求め続けておりましたら、異例にも異例、前代未聞の行動が起きました。「お知らせ」市川市 〜中国分三丁目マンション建設計画の経緯〜と題するチラシが(A4版)8月21日に中国分の各家庭(約2,350世帯)に市の職員によって直接ポステングされたのです。市の広報ではありません。中国分のみを対象としたチラシです。誰がこのような姑息な手段を許可したのか、また、市民の税金を何でこんなことに使ったのか。
 また、配布目的には「市は何もしていない」などの声も聞かれることから自治会会員の皆様につきましても、改めて市が行なってきた経緯などの事実関係を「正確にお知らせするために云々」と記してあります。しかし、平成20年6月19日、「住友商事主催の計画変更に関する住民説明会を西部公民館にて開催」と記されております。
 当日、中国分の住民約130名強の参加者がおりましたが、説明会とは名ばかりで、立会い者でありました市当局者への質問・罵声が殺到し、市への抗議集会となり、立会い者は担当外との答弁で結局時間切れとなってしまい、住友側の説明は殆んど行われないままになっております。
 この事実を何故お知らせの中に明記しなかったのか。また説明のチラシには「中国分三丁目マンション建設計画」と記したのみで「住友商事高層マンション」と記すべきではなかったのか。敢えて、住友商事という社名を伏せたのは何故か。疑問を生じさせている。
 このようなマンション、又は、高層ビル建設問題は市の他の地域でも起こっているのでしょう。
飛び火を恐れての行動としか理解出来ません。
正々堂々と広報でお知らせしてもいいはずではないのでしょうか。同じ「お知らせ」のタイトルです。
(9) 議会の先生方にお願いします。このような行政による税金の無駄使いは、そんなに簡単に行なえるのでしょうか。税金は市川市住民全員の大切な金銭です。立場を利用すれば何でもありでしょうか。我々はこれからも抗議行動を続けて参ります。住民一致の抗議行動を強力に推進して行きます。不撓不屈の精神で不退転の決意であります。住友商事にマンション建設計画撤回を決断させるまで頑張って参ります。中国分の皆様、住環境と安心・安全を死守するため、これからの実力行動に多数の方の参加、ご支援を切にお願い致します。

 市川市長へも抗議実力行動を行い、退任を促します。市を頼りにしていては前進出来ません。

 
 中国分自治会−住友マンション出来たら・・・「毎日のくらし」あなたは我慢できますか?
(1) バスは今でもやっと乗れるかどうかなどと思ってバス停に行きます。それが操車場の方で一杯になったらどうします。バスの増発は先ず無理でしょうから。結果として外出を止めるか、タクシーに乗るか 毎日の問題です。
(2)  車の交通量が格段に増えます。排気ガスも増えます。緑豊かな住宅地は一瞬にして汚染された街へと変貌して行きます。
(3)  小さな子どもさんの居られる家庭では、健康被害も発生するかも知れません。心配は大きいです。その責任は何処へ持って行けますか。医療費は誰が負担するのでしょう。そんな問題ではありませんね。
(4) 中国分小学校の目の前ですよ。マイカー、業者のトラック、その他諸々の車の往来、まだ、実感は沸きません。通学時に事故が起きてからでは間に合いません。不幸な事故も起こりかねません。緑の住宅地、安心・安全と言われる街なかでの事故ですよ。
(5) 風の被害は、ビル風、どんな風向きになるか分りません。想像できるのは、今までにこの地域では経験したことのないような風量と風力です。子ども達の通学時、ご高齢の方々の散歩でも危険が生じます。などなど心配の種はつきません。
 こんな心配を大企業のためになぜしなければならないのでしょうか?
市川市による未来への大失政です。その付けが住民に来ます。市長の責任は重大です。みんなで安心・安全な街を守らなければ中国分は破壊されてしまいます。
 
 中国分自治会−住友高層マンション建設反対
会員からの声〜
 
 
「緑は人類に不可欠・自然との調和。住友商事高層マンション建設の愚行」

中国分○○に住んでいる□□□と申します。 
住友商事のマンション建設の件につきましては、中国分およびその周辺地域の自然環境を愛する市民として、関心を持っております。先般の署名には記入しましたものの、6月19日の説明会には、仕事の都合上参加できず、残念に思っております。
 ご存知のとおり、中国分周辺地域は、市のグランドデザインにおいて「水と緑の回廊」と位置づけられております。じゅん菜池緑地はとてもよく整備され、小塚山公園にいたっては、多額の税金が投入され、外環道建設予定地でありながらもトンネル方式により緑地が保存されています。 この緑地保存は、構成の歴史から見れば、過去の英断と評価されると思います。緑は人類にとって必要不可欠なものでありながら、一度失うと、再び取り返すことが極めて困難だからです。
 その一方で、緑地保全や植樹が大規模に行われているすぐ横の地域で、しかも自然との調和を大切にする風致地区の地域内において、コンクリートと鉄骨の塊である大規模高層マンションが建設されるという愚行は、なんとしても回避させねばならないと思っております。(話はそれますが、総武線で、のどかな緑地帯が広がる江戸川を渡ってきたときに、市川側の川べりに林立する高層マンション群を見ると、せっかくの江戸川の景観が大きく損なわれていることが実感できます。)加えて、風致地区に関する条例の基本的な主旨を軽視し、強引に建設許可手続き進める建設業者側の姿勢についても、モラルや道義の点において憤りを感じます。
 自治会だよりやホームページで、相当詳しい状況についてご解説いただいておりますが、今後の自治会のアクション等や住友商事側の行政上の手続き、市川市や市議会議員の今後の対応等々について、より詳しくご解説いただければと思います。一住民としてではありますが、具体的にどのようなことができるか、一緒に考えさせていただければ有難く存じます。(原文のまま)
「住友商事の高層マンション建設についてTBS系「噂の東京マガジン」で取り上げ期待!」

 中国分自治会 ○○の皆様
 平素は大変お世話になっております。○丁目の□□と申します。
 掲題の件につきまして、自治会のおたよりならびにHPを拝見させていただき、ひとつご提案をさせていただきたく、ご連絡しました。   毎週日曜日、TBS系で放送中の「噂の東京マガジン」という番組をご存知でしょうか。毎週「噂の現場」というコーナーで、さまざまな住民の悩み事や困りごとを調査し、番組コメンテーターの方々が討論しています。こちらのコーナーで取り上げられ、問題が表面化したことにより、地域住民の反対運動だけでは重い腰を動かさなかった市や自治体が解決へ方向転換したという事実もあります。
 つきましては、同番組の{くちこみメール}へ自治会から投稿しては如何でしょうか。以下、ご参考までに同番組のHPアドレスです。http://www.tbs.co.jp/uwasa/  行き違いで、すでに対応されていらっしゃいましたら申し訳ございません。
 先日の「説明会」にも参加いたしましたが、市の対応に憤りを隠すことができません。私たち夫婦は、こちらの土地に縁はありませんでしたが、「風致地区」ならではの緑が多く、子育てがしやすそうな環境が気に入り、マイホームを幸運にも持つことができました。マンション建設現場近くにも、同理由で一生の住居のマイホームを持たれている方がたくさんいらっしゃいます。「風致地区」の広がる中に、あの箇所にのみ8階建の大きなビルが出現するとは夢にも思っていませんでした。正直、この不景気の中、都心のマンションも売れ残っているというのに、住民の反対を押し切ってマンション建設をして利益が出るとも思いません。建築中にホコリや騒音もあると予想ができ、正面の小学校への影響も心配です。取れたての野菜を、周辺で何ヵ所も購入することができるため、建設によって土壌汚染が発生しないか、とも懸念しています。
 現状を何とか打破したく、何かお力になれることがあれば、と思いメールさせていただいた次第です。 突然のご連絡、失礼いたしました。
中国分○丁目  □□ □ (住所・お名前以外原文のまま)

「住友商事のおそまつ「高層マンション問題の件」

住友商事さんが法的にクリアとか言っていますが、法律は必要最小限の問題で、企業の社会的責任(CRS)が叫ばれている昨今、天下の住友商事さんとしてはおそまつとしか言いようがありません。
 人間でいうと分りやすいのですが、法律だけ守って、マナーや道徳のない人がいます。とんでもない行動をするのがわかりますね。
 企業も同じです。住友商事さんもTV・新聞・週間誌で報道される前に、やめるのが賢明ではないでしょうか。 (匿名の方)

 「絶対におかしい!何故?何故?何故?   法律とは何なの?弱い人達を守る為!」

法律とは、何なの、弱い人達を守る為!!!
 町会は 泣いている。泣くしかないのです。
 この叫び声聞こえないですか?

 先日も住友商事及び市役所、町会と話し合いの場を設けましたが、全然、答えにならず、この中国分町会は環境汚染で全滅!!
 順序立てて話が出来ない位醜く悲しい哀れな問題です。何しろ住友商事はマンションを建るの一点張り、役所はこれ又会社側にべったり税金を払う市民の味方では?ない。

質問すれば法律を楯に逃げる、一体ぜんたいどうしたらいいの?
 私達は、建物を建てる前の事を問題にしているので と言いますのは、戦後二十数年余り、両親達が此の荒れた軍隊練兵場跡地を開墾、混乱の中耕すにも碌な道具なし、人々は畑仕事等初めてが殆んど、月日が流れ、中国分三丁目に住友金属研究所、エンゲルハルド二つの会社が出来、周りもだいぶ雰囲気が変わり、とおもいもつかの間、井戸水が変、洗濯しても洗剤の泡がたたないし、水を飲んでもご飯炊いても 何かが変 如何したのやら 分りません???????

何だかとにかく水が不味い・・・ 
信じられず あんなに美味しい水が・・・

毎日、ただ来る日も来る日も首を捻る日が続く どうしても分りませんでした。段々日が立つ内に怖い、気持ち悪いが先に毎日がオロオロするばかり 困った とりあえず一升瓶を綺麗に洗い満杯に水を入れ 保健所へ その結果は水は貴金属で汚染され 聞きなれない言葉 父が会社と穏便に話し合い、従業員にも家族があるからマスコミ等に騒がれたら 生活に困るでしょう 水道本管を会社が持つ事で一件落着。

父もさぞかし 天国で残念 無念 悔しいでしょう。(原文のまま) 

 

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